妊娠中~産後の
座り方

家でくつろいでいるときや仕事をしているときなど、
きれいな姿勢で座るように心がけましょう。

骨盤をゆがませない座り方

“骨盤ケアの三原則” で整えた骨盤の形を保つために、
おすすめの座り方をご紹介します。

動画:骨盤にやさしい座り方

おすすめの座り方

骨盤の形を保つには、“あぐら・片膝立てあぐら・正座” がおすすめです。また、イスに座るときは、足の裏をつけて坐骨を立たせるように座りましょう。

長時間座っていると猫背気味になりがち

長時間座っていると

骨盤をゆがませない座り方をしていても、時間が経つにつれて背骨が曲がり、猫背気味になりがち。こうなってしまうと、腰や背骨に負担がかかってしまいます。

長時間きれいな姿勢を保つためには、座り方の工夫をすることが大切です。

あぐら・片膝立てあぐら

座るときのポイントと楽に座るコツをご紹介します。

あぐら あぐら 片膝立てあぐら 片膝立てあぐら

ポイント

右足と左足を時々入れ替えましょう。

座り方の工夫

座り方の工夫

クッションや折りたたんだバスタオルを坐骨の下に敷くと、楽に座ることができます。

イス

トコちゃんベルトを使うときにおすすめの座り方です。
座るときのポイントと楽に座るコツをご紹介します。

イスに座るときのポイント

ポイント

足の裏を床につけて、坐骨を立たせるように座りましょう。

座り方の工夫

座り方の工夫

折りたたんだバスタオルやクッションを坐骨の下に敷くと、楽に座ることができます。

正座

トコちゃんベルトを使うときにおすすめの座り方です。
座るときのポイントと楽に座るコツをご紹介します。

正座で座るときのポイント

ポイント

親指を重ねないようにしましょう。

座り方の工夫 ① 座り方の工夫 ① 拡大図

座り方の工夫 ①

親指をそろえ、かかとの間に丸めたバスタオルやクッションをはさみます。土踏まずに乗せるように置いて座りましょう。

座り方の工夫 ②

座り方の工夫 ②

折りたたんだバスタオルやクッションを、お尻と足の間に挟んで座りましょう。

授乳中の座り方

授乳中は前かがみの姿勢になりやすく、
背中から腰、腕まで負担がかかりやすくなります。

楽な授乳姿勢を保てるようにクッションで腕と赤ちゃんを支え上げましょう

クッションを使いましょう

授乳中も背筋を伸ばした、きれいな座り姿勢を保つことで背中や腕、腰に負担がかかりにくくなります。

楽な授乳姿勢を保てるように、クッションで腕と赤ちゃんを支え上げましょう。しっかりと支えることで、姿勢が崩れず腰や腕に負担がかかりにくくなるだけでなく、赤ちゃんもまるまる姿勢が安定するので、おっぱいを飲みやすくなります。

おすすめのアイテム

家にあるアイテムを使って楽に座る工夫ができます。

あぐら用クッション(円座) あぐら用クッション(円座)
折りたたんだバスタオル 折りたたんだバスタオル
体操用マイピーロ 体操用マイピーロ

工夫して座るために

クッションやバスタオルを使うと、長時間きれいな姿勢を保ちやすくなります。クッションは円座の「あぐら用クッション」がおすすめです。

バスタオルは厚手のものをロール状に丸めたり、折りたたんだりして使います。「厚みが物足りない」と感じたときは枚数を増やしましょう。

首や肩、腰のコリが気になる方には「体操用マイピーロ」がおすすめです。首や腰にまいておくと、体への疲労感やコリが軽減します。

授乳用クッション 授乳用クッション
あぐら用クッション(円座) あぐら用クッション(円座)

授乳時のおすすめアイテム

授乳時のクッションは、しっかりとした厚みと適度なかたさがあるものを選びましょう。赤ちゃんが沈まないので、きれいな姿勢が保ちやすくなります。

また、長時間背筋を伸ばしたきれいな姿勢を保つには、座り方も工夫することが大切です。クッションやバスタオルを活用しましょう。

要注意の座り方

骨盤のゆがみだけでなく、前側が折れるなど、
トコちゃんベルトが傷む原因にもなるので、注意しましょう。

横座り(お姉さん座り)

横座り(お姉さん座り)

正座の足を横に出し、姿勢をくずして座る横座り(お姉さん座り)は骨盤に左右差を作ります。また、バランスを保つために背骨もねじれてしまいます。

ぺたんこ座り

ぺたんこ座り

両膝を広げて、お尻を床につけるぺたんこ座りは骨盤がゆるみ、骨盤底も広がりやすくなります。そのため、赤ちゃんも下がりやすくなります。

スマホ座り

スマホ座り

イスに浅く腰掛けるスマホ座りは、背骨や仙骨に負担がかかります。また、背中を丸めて下を向き、顔や目を動かさずにスマートフォンの画面だけを凝視することはストレートネックになりやすいだけでなく、首の筋肉にも大きな負担がかかります。

他にも、足を組んで座ることも骨盤のゆがみにつながります。

骨盤ケアって?

それは、妊娠・出産・育児と、お母さんの体の悩みを軽くする
“体づくり” のキーワードです。